アラフォーシングルの「人生あと60年。まじで?!」

100年生きちゃうかもしれないこの時代、お一人様が楽しく幸せに生きていくための実験的かつ実践的ブログ。

【読書感想】 西内ミナミ・作/堀内誠一・絵『ぐるんぱのようちえん』

神保町駅から徒歩1分のところにある、ブックハウスカフェ | 神保町唯一のこどもの本専門店 & カフェに行ってきました。

とにかく絵本の蔵書がすごい!

その名の通り、カフェとして利用でき、フードメニュー有り。

店内には、カレーのいい匂いがしていました。

幼少時に読んだ絵本もたくさんあって、懐かしいなあと思いながら手に取って大人の目線で読んでみると、新たな発見がありました。

例えば『ぐるんぱのようちえん』( 西内ミナミ・作/堀内誠一・絵)という絵本。

この本、子供の頃、大好きだったんですよね。

詳細は覚えていなかったんですが、最後はでっかいビスケットをみんなで食べてたイメージがありました。

ぐるんぱ 絵本 大人

覚えていなかった導入部。ぐるんぱは、自己肯定感の低い孤独なニートだったのですね。

ひとりぼっちの ぐるんぱは、ときどき

「さみしいな さみしいな」と いって、

みみを くさに こすりつけたりしました。

すると、おおきな なみだが ぐるんぱの

はなを つーっと ながれおちました。

もうここ読んだだけで、おばちゃんは可哀想で涙が出ます。

そんなぐるんぱが、仲間に半ば追い出されるようにして社会復帰を試み、失敗してはしょんぼりし、諦めず次へ行っては、また失敗を繰り返し。

でも最後は、思わぬことで人に必要とされ、自分なりの社会への貢献を叶える。

こんな風に、大人の私は「ニートの社会参画ストーリー」に読み替えてしまうのですw

一方で、子供の私はそんなぐるんぱの境遇には、ちっとも興味がなかったと思われます。

子供の頃は、最後のページがものすごく好きで、腹の底から湧き上がるようなワクワク感を覚えていました。

ぐるんぱ 絵本

でも今となっては、それが何のワクワクだったのか、さっぱり思い出せない。

これは悲しい。

 

大人になった今だからこそ、あえて絵本を読むのもいいものですね。

かつて自分が持ち合わせていたであろう、子供の瑞々しい感性を思い出させてくれます。

神保町、次はゆっくり時間をとって、ぶらぶらしたいな。

神保町 書店

 

にほんブログ村 ライフスタイルブログ おひとりさまへ
にほんブログ村


人気ブログランキング