アラフォーシングルの「人生あと60年。まじで?!」

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【読書感想】 澤村伊智『ぼぎわんが、来る』

 

ぼぎわんが、来る [ 澤村伊智 ]
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こ、怖かったあ。

 

ぼぎわんを要約すると、

  • ある日、玄関先に訪ねてくる。
  • まったく心当たりのない訪問者だ。
  • すりガラス越しに映る姿は、灰色をしていて、人のようで人ではない。
  • ドア越しに、亡くなったあなたの親族の名前を呼び、「いますか?」と聞く。
  • 無視していると、今度はあなたの名前を呼び始める。
  • 返事をしたら、終わり。
  • ぼぎわんは、あなたを捕まえる。

 

 

書いてて、もう怖い。

 

読んだ後、玄関ドアとベランダの戸締りを念入りにするようになったよね。

風呂のすりガラスが怖くて、髪の毛洗えないよね。 

 

見えそで見えないモノの怖さって、ジャパニーズホラーの真髄だと思います。

 

惜しむらくは、とある理由でその正体がわからないゆえの怖さが失われたことですかね。なんか、ハリウッド映画みたいな収束をしたというか。

 

でも一方でそれに救われた私がいます。

あ、ぼぎわんとは戦えるんだ、と思うとホッとした。

 

それほど正体のわからないぼぎわんは、怖い。

 

日常の中でゾッとしたい方、特に前半部分、オススメです。

 

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